「緑の建物~GINZA FOREST」
13,000平米を超える、川崎市都市計画登戸土地区画整理事業内、随一の大型施設。
川崎市の推進する区画整理事業内に位置し、13,000平米を超える大型複合施設(商業施設+賃貸共同住宅)GINZA FORESTは、エリア随一の規模を誇ります。地域の活性化を促進し・持続的な街を創造にする、地域の核となる商業施設。
区画整理の主幹線となる、登戸駅~向ヶ丘遊園駅~多摩区役所を結ぶ新設の街道沿いで、ひときわ目を引くのが「緑の建物~GINZA FOREST」です。
温かい緑色のモザイクタイルは、独自に窯焼きをしたオリジナルカラー。イメージした色を再現するため、何度も試作を重ね、サンプルを検証した、ワンオフの建材。そのモザイクタイルは、大樹におおらかに茂る葉を表現しています。
GINZA FORESTのコンセプトは「大樹」。
昭和から平成にかけ地域に育くまれた企業が、令和の時代大きな大樹となって、より地域に貢献、コミュニティの創造、情報発信の源泉となり、より良く住みよい街に・・・。地域の歩み、事業主の歴史がコンセプトの根底にあり、向ヶ丘遊園駅前のシンボル・ツリーのような存在を目指しました。
木漏れ日が差し、様々な実がなり、安心感ある太い幹・・・「空間の彩」は、アースカラー素材を軸に展開。素材感を引き立てる照明計画にも時間をかけました。
周辺エリアでは、都心で流行している建築デザインを持ち込む手法が多くみられています。しかし、地元密着の建築は、持続可能な空間デザインが重要です。サステナビリティに寄与するマテリアルとして、木質系素材や、レンガタイル等を多く採用。お客様に末永く愛していただける、彩あるにぎわい空間を構築しました。
事業主:倉方規安(銀座ホールディングス株式会社代表)コメント
向ヶ丘遊園で生まれ育ち三代目として、『GINZA FOREST』 がオープン致しました。
<GINZAビル>に、 FORESTという「森」を意味する標章には、憩いや癒しなど、様々な想いを込めました。
このビルは、祖父や父の夢でもあった<GINZAビル>であり、FOREST という名前のビル全体は大きな樹をモチーフに、1階が新緑の緑、2階が果実のオレンジ、3階が空色の青 また、区画整理で少なくなった公園の足しになるように、114平米の憩いの広場が設置しました。
また2階には地域・地元の皆様が気軽に利用できるコミュニティスペース『白いハコ』や誰でも演奏できるストリートピアノ・ママさんやパパさんのための授乳室も完備致しました。
地元の方々に支えられ今があることを実感しており、少しでも地域・地元にこのビルを通じて還元できればという気持ちから、地域の人々との意見交換会を何度も行い色々なあったらいいなを形にしてみました。
区画整理で街が変わる瞬間に、立ち会えている事と、この計画にお力添えして頂いた多くの方々に感謝申し上げます。